プロケーブル(ProCable)がオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力 その1

プロケーブル(ProCable)がオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力 その1






実はプロケーブル(ProCable)がやってきた事を数え上げたらきりがない事をご存知のかたは、非常に多いと思います。
それはプロケーブル(ProCable)からオーディオファンへの、心からの献身的な貢献であったと同時に、オーディオ界にとっては、プロケーブル(ProCable)のやってきた事は、恐ろしい限りの破壊力を持つ、その種の影響力であった事でしょう。それこそ、大企業が倒産しかねないほどの事を、プロケーブル(ProCable)社はやってきたのです。

 

プロケーブル(ProCable)という会社は、そういう会社であるということは、深く認識しておくと、プロケーブル(ProCable)にまつわる「えせ情報」や、「オーディオゾンビ」どもの書いている、「いびつで、なおかつ、ねじ曲がった」意見などに惑わされる事も、今後は無くなると思います。

 

プロケーブル(ProCable)社が世に登場してから、2013年の年末である今で、はや12年以上の歴史を数えます。

 

最初に、プロケーブル(ProCable)が、この12年間でやってきた事というのは、箇条書きにしたほうが、プロケーブル(ProCable)の正体やオーディオ界で起きていた実態を、より鮮明に浮かび上がらせる事ができると思いますので、箇条書きにて、プロケーブル(ProCable)社の「栄光の軌跡」を、羅列したいと思います。

 

 

★プロケーブル(ProCable)の正体(箇条書きにてそれを明らかにします!)

 

1)プロケーブル(ProCable)社は、まず第一に、デジタルケーブルの情報の欠落を問題にしました。米国の、ベルデン1506Aという、世界最高峰のオールテフロン絶縁の「デジタルケーブル」を日本に紹介しました。重要なのは、その1506Aには、日本のカナレ社の75オームのプラグが必要だとプロケーブル(ProCable)社が断定して、常にそれが付いていた事です。
 このデジタルケーブルこそが、非常に音が濃密で、アナログのような濃密な音がするものでした。そして、ここから先が、プロケーブル(ProCable)社が本領を発揮したところなのです。

 

プロケーブル(ProCable)社は、デジタルケーブルによって音が違うなどということは、どちらかのデジタルケーブルが、デジタル情報が大幅に欠落しているからなのだと、断定しました。

 

オーディオ店で売られているデジタルケーブルのほとんどは、高額でぼろいものばかりなのだと、オーディオ界を「告発」したのです。

 

それまでは、デジタルケーブルはものによって音が違うので、色々なデジタルケーブルで様々な音を楽しんで下さいというほど、今にして思えばあきれかえるほどに、オーディオファンというのは、お人好しだったのです。

 

2)プロケーブル(ProCable)社は次に、アナログケーブルの切り札を日本に紹介してきました。米国ベルデン社の8412という型番のマイクケーブルがそれでした。
そして、プロ用マイクケーブル=アナログケーブル(インターコネクトケーブル)なのであるからして、非常に高額なオーディオ用ケーブルに惑わされてはならないと、なんと、プロケーブル(ProCable)社が、国民を啓蒙しはじめました。
なぜ8412という型番のマイクケーブルが切り札だったのかにつきましては、色々な意見があるところでしょうが、プロケーブル(ProCable)が発見した事は、その深みを知る人にとっては、実に衝撃的な事だったのです。

 

「米国のスタジオで録音された音というのは、その録音時に使ったケーブルで再生すると、完璧なフラットを演出出来るのだ。」という、「公式」こそが、それでした。

 

確かに、ジャズを8412で慣らしますと、豊穣で、こんな音は聞いた事が無い!、というほどの音が出て来るのです。その場にマイルス・デイビスが蘇って生き返っているかのような錯覚を覚えるほどの音、そう、それは恐ろしいほどの音だったのです。

 

そして、1506Aと8412ブームによって、プロケーブル(ProCable)社は、徐々に全国的に有名になっていきます。

 

3)次にプロケーブル(ProCable)社は、切り札的なスピーカーケーブルを発表してきました。ベルデン8460、8470というスピーカーケーブルと、WE(ウェスタン・エレクトリック)の18GA、16GAというものがそれです。そして、それらのケーブルの使い方さえ、プロケーブル(ProCable)社は、克明に説明したうえで、販売戦略を開始していったのです。
お客様サービスに徹底していたのも、プロケーブル(ProCable)社の特徴でした。それは今もプロケーブル(ProCable)社の伝統として、プロケーブル(ProCable)社は、会社をあげて、そうしているようです。

 

さて、それまでは、米国ベルデン社と言えば、オレンジ色と黒色のケーブルがきつくよってある、9497というものが、日本では主流でした。なぜプロケーブル(ProCable)社は、この9497を無視したのでしょうか。それはプロケーブル(ProCable)社が、簡単に言ってのけるところの、フラットな音を出すケーブルではなかった、というだけの理由ですが、その背景には、プロケーブル(ProCable)社による、非常に深い洞察がありました。

 

誰もが知る、ベルデン9497というスピーカーケーブルをプロケーブル(ProCable)社が否定したには、きちんとした理由がありました。ベルデン9497は、日本の輸入業者が改変してしまっており、音がおかしくなっているということと、それのみならず、ここはプロケーブル(ProCable)社の「技術的説明」になり、難解な部分ではありますが、きつくオレンジと黒の線材がよってある理由は、ベルデン9497がメッキ線材であるがゆえ、長く引くと音が硬くなる種類の線材ではあるが、きつくよる事によって、コイル効果(音を柔らかくする効果)により長く引いても音が固くならないという理論によって、ベルデン社が9497を設計する段階で、仕組んでいたものであるという説明でした。

この事は、プロケーブル(ProCable)社によると、「音の焦点」について何も知らない人にとっては、むしろ有難い事だったのかもしれませんが、本当のところは(蓋を開けてプロケーブル(ProCable)社が、その真実を覗いてみると)、このコイル効果こそが、スピーカーケーブルにとっては命取りになるということだったのです。

「音の焦点」というような概念は、それまで(プロケーブル(ProCable)社が提唱して全国に広めるまで)は、世界広しといえども、全く存在すらしていなかったわけですから、ベルデン9497が、有り難がられて使われていたのも、無理はなかった事なのかもしれません。ただし、それはプロケーブル(ProCable)が登場してきて、「音の焦点」を発表して広めていくと同時に、価値が全く無くなっていってしまったのです。その証拠に、現在となっては、ベルデン9497などを有り難がって使っている人は、ネットの出来ない老人以外、ほとんどいなくなってしまったのです。

 

つまり、ベルデン社の9497というスピーカーケーブルは、その設計思想の反動で(コイル効果を持たせてある反動で)、フラットな音を、完膚なきまでに壊してしまうのだと、つまり、プロケーブル(ProCable)の主張によれば、ベルデン9497は、とても「生音」が出せるほどのレベルのケーブルではない、というような、驚くべき説明であったのです。

 

そして、生音を出す方法を、またしても、日本国民に伝授し、啓蒙をはじめます。それと同時に、生音が出せる種類のベルデン社のスピーカーケーブルや、WE(ウェスタン・エレクトリック社)のスピーカーケーブルを、次々に発表していきます。その生音を出す方法こそが、あの有名な「音の焦点」というもので、これもまた、オーディオ界では初めての発見であり、プロケーブル(ProCable)社の技術力がいかに高いかの証明だったのです。

 

メッキ線材は、長く引くと音が硬くなる、短く引くと音が柔らかくなる、太いケーブルだと音が柔らかくなる、細いケーブルだと音が硬くなる、というものが、プロケーブル(ProCable)社の語る論理でした。

 

これが、あの有名な「音の焦点」です。

 

この「音の焦点」という論理につきましては、プロケーブル(ProCable)社の鬼門コーナーの28番に、「音の焦点」として、全てが克明に記載されていますので、プロケーブル(ProCable)社のサイトで、誰もがいつでも読めるようになっております。

 

この論理の深みと、正しさを体で知ってしまったオーデョオファンは、プロケーブル(ProCable)社の技術なしでは、もはやオーディオは成り立たない、とすら、考えるに至っていったのです。

 

 

 

 

    魂のないやつ100人集まったってダメなんだ!

 

      ひとりの強力な個人(会社?)になれ!

 

                   落合信彦

 

 

 

★「プロケーブルがオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力 その2」に、つづく・・・





◎プロケーブルがオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力 その2


◎プロケーブルがオーディオ業界に与えた破壊的なる影響力 その3